ツアー前段階の出資候補馬リストを作成しました。募集価格7,000万円〜1,800万円まで全11頭。例年より高い平均価格ですが、今年は「重賞を勝てる馬」を意識して採算度外視で選びました。生まれが早い順に、各馬の短評を載せておきます。くれぐれも出資判断は自己責任で。※短評では「幅があってシャープ」「筋肉が柔らかくて締まっている」「厚ぼったい」など、一見矛盾した表現や、わかりにくい表現を使っています。選馬においては、イメージを言葉で表現するのが難しい部分が多々あります。あしからず。
ヘアキティーの18(父ディープインパクト)
短評:早生まれの割にサイズが小さいですね。レースでは良くて450キロ前後でしょう。小さくても踏み込みはしっかりしており、非力さは感じません。順調なら夏場からデビューして楽しませてくれそうです。飛端が好きじゃないですね。
スイープトウショウの18(父ドゥラメンテ)
短評:ドゥラメンテ産駒らしいシルエットですね。手足が長くひょろっとした見た目ですが、非力さは感じません。もう少し繋ぎにバネが欲しいところですが、全体的にレベルの高い1頭。これは人気するでしょう。
ローブティサージュの18(父ハーツクライ)
短評:首が長めで下がって見えますね。背中が長過ぎるのか?馬体は幅があってシャープ、繋ぎのバネも良いですね。実馬を見れば違う印象かもしれません。ツアーで良く確認したいですね。レベルの高い1頭です。
リミニの18(父エピファネイア)
短評:個々のパーツや動きは良いですね。ただ1点気なるのは、後ろ足の着地点が深過ぎること。合わせて可動域も広く、筋肉は柔らかくて適度に締まっています。走る姿がイメージしづらいですが、エネルキーが上に抜けてしまうと全然走らない可能性も。後駆で蹴った時のエネルギーが前方に向くなら走りそう。放牧先で走ってるフットワークを見ないと判断できないですね。半信半疑の1頭。
ライフフォーセールの18(父キズナ)
短評:見栄え良く垢抜けた馬体。ノーザンファームらしい1頭ですね。繋ぎのバネが物足りませんが、そこがディープ産駒との差でしょうか?かなりレベルの高い1頭です。父の代表産駒になって欲しいですね。これも人気するでしょう。
ビジュートウショウの18(父ディープブリランテ)
短評:フレーム良く厚ぼったい馬体。2勝くらいして堅実に走ってくれそう。祖母は名牝スイープトウショウ。低価格帯の中では人気になるでしょう。
シャトーブランシュの18(父キングカメハメハ)
短評:トモ高な1頭。これくらいトモ高だと、成長してもそれほど下がって来ないですね。いっそのこと前が上に伸びてくれないか。トモのボリュームは父の産駒らしく立派。サンデーサイレンス無し、ダートでも潰しが効くタイプですね。
デイトユアドリームの18(父ミッキーアイル)
短評:募集価格以上に走ってくれそう。動画では少し厚ぼったく見えます。父に似て中途半端な飛節の伸び。やはりマイラーですね。安価な牡馬で厩舎も直営店。大口でぶち込みやすい頼りになる1頭ですね。
アルギュロスの18(父モーリス)
短評:この母系らしい体型(特に後ろの造り)ですね。非力でトモも寂しく見えます。ところがカタログコメントでは「ボリュームあるトモ」と書かれています。ツアーで実馬を確認したい1頭です。馬体のフレーム良く、前に進める出来にあります。あとは能力があるかどうか?父モーリスらしさは無いですね。
トゥアーニーの18(父フランケル)
短評:父の産駒ならもう一回り大きいサイズに出て欲しかったですね。初仔なので仕方がないか。繋ぎの感じは良く、体のライン、トモの感じがフランケル産駒らしい1頭です。ワンパンチ足りない印象ですが、厩舎含めて期待。当歳時にノーザンFに買われるあたり、運がある馬ですね。
モシーンの18(父ドゥラメンテ)
短評:菅が細いですね。父の産駒らしい好馬体で、鍛えて強くなりそうです。初年度産駒ですが、フランケルやドゥラメンテのように「自身の良さを伝えられる=父に似た産駒が多い種牡馬」は成功するでしょう。長所・特徴がはっきり出ていれば、合いそうな繁殖を選びやすいから。ドゥラメンテは父として成功する可能性が高いでしょう。逆にモーリスは特徴が薄く、長期的には成功しにくいですね。
総評
70頭→11頭へ絞り込みました。ちなみに昨年募集の17年産は、ルナシオンとリアアメリアを双璧に、シルクディープ産駒の当たり年だったと思っています。過去のシルクディープ産駒はイマイチでしたが、昨年17年産は全体的に出来が良かった。ただし価格も超高額でした。それに比べると残念ながら今年は元通り。
くれぐれも出資判断は自己責任で。あしからず。
にほんブログ村・馬主一口馬主へ