東京新聞杯(G3)に出走したインディチャンプは優勝。叔父のレアリスタは11着に敗れましたが、久しぶりに良いレースをしました。インディチャンプは、順調ならマイラーズC(G2)から安田記念(G1)か。今年はブラストワンピース以上に期待しているので、戴冠して香港マイル(G1)まで行って欲しいですね。
福永祐一騎手「これまであまり触れて来なかったのですが、駐立はあまりいい馬ではなくジッとしてくれないところがあります。今日はタイミング悪く上に伸び上がって出遅れてしまいましたが、それほど速い流れにはならないだろうと考えていたので、促してポジションを取りに行きました。結果的に何頭か飛ばしてくれたのでスペースが出来ましたし、直線ではどこを抜けようか考えられるくらい余裕がありました。抜け出してからはソラを使うというか、集中力が続かない感じで少し気を抜きましたし、もう大丈夫だと思って手綱を緩めたのもあって差を詰められましたが、完勝と言えるでしょう。出遅れて巻き返して行っても折り合えるようになったところに、この馬の成長を感じますね。今回のメンバー相手にこれだけの競馬で勝てるのですから、この先のG1でもかなり期待出来ると思いますが、今日のようなスタートでは厳しいので、ゲート練習を厩舎の方にお願いしたいですね」
音無秀孝調教師「おめでとうございます。完勝でしたね。初の長距離輸送でしたが体が大きく減ることはなかったですし、気性面でも落ち着いていた方だと思います。出遅れは想定外でしたし、道中も脚を使っていたと思うのですが、最後はしっかりと伸びてくれましたね。ここは賞金面を考えても勝たなければいけないレースでしたからホッとしています。この後はいったんノーザンファームしがらきへ移動させて、目標にしている安田記念に直行するか、あるいは一戦挟むかは体調を見ながら判断したいと思います」
石橋騎手「レース序盤はこれまで以上にリズムや力み方には気を付けてるようにしましたが、マイルでそれなりに流れていることもあって問題なく追走することができました。直線では外枠でスムーズにオープンスペースができ過ぎたことで、少しフワッとしました。少し躊躇はするかもしれませんが、もう少し内枠でまわりに馬を置いて鼓舞するように乗れていればまた違ったかもしれません。結果を考えると申し訳ない気持ちですが、それでも近走と違って最後まで止めず走ってくれたように悪くない面もありましたから、このまま厩舎の取り組みが実を結んでほしいです」
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