有馬記念(G1)に出走したブラストワンピース(父ハービンジャー)が優勝しました。斤量が軽いこともあり、有馬記念とか凱旋門賞なんてのは、結構3歳馬が勝ちやすいのかも知れません。それにしても1レースで賞金3億ゲットはデカイですね。これでようやく種牡馬への道が開けました。パワーがあって洋芝もこなせる、当たり負けせず他馬を跳ね飛ばすのが本馬の強み。今後は海外で結果を出して種牡馬価値を高めるのみ。
シルク15年産は当たり年でした。アーモンドアイ4冠と合わせてG1レース5勝です。16年産は全体的にイマイチなんですが・・・あとはマイル戦でインディチャンプがG1取れるかどうかですね。同世代で3頭もG1ホースが出たら大したものです。個人的には今回の有馬記念勝利で出資馬9つ目のG1制覇。来春は国内G2を叩いてドバイシーマクラシック(G1)が目標でしょう。アーモンドアイと一緒に遠征したいですね。
池添謙一騎手「プラス体重でしたが、跨った感じ太目感はなかったですし、パドックや本馬場入場時には少しテンションの高いところを見せていたものの、待機所では落ち着いていたので、この感じでレースに向かえればと思っていました。ダービー・菊花賞と悔しい思いをしてきましたし、今日はポジションを取りに行こうと思っていて、スタートしてから積極的に出して行きました。最初のコーナーまで少し突っ張るようなところがありましたが、すぐに折り合いが付いて走れていましたね。手前もしっかり替えていましたし、道中は良い感じで運べました。キセキが離して逃げていましたし、後ろにはレイデオロがいて仕掛どころが難しかったですが、ここだというタイミングで仕掛けていき、直線は良い脚を使ってくれました。坂を登ったあたりで先頭に立ちましたが、後ろから他馬が迫ってきているのは分かっていたので、あとは凌いでくれという思いで必死に追いましたね。あまり体質が強くないですが、それを踏まえて厩舎サイドが大事に使ってきたことが、今日の結果に繋がったのだと思いますし、菊花賞からの短期間にさらに馬が成長して良くなっていましたから、今後も楽しみですよ。僕自身もブラストはGⅠを勝てる馬と言い続けていながら、ここまで結果を残せていませんでしたから、こうして有馬記念を一緒に勝つことが出来て本当に嬉しいですね」
大竹正博調教師「おめでとうございます。馬体重はプラス4㎏でしたが、思い描いていた通りの馬体で出られたと思います。パドックでも力強さがあって、良いシルエットだなと思って見ていました。戦術に関しては、池添騎手はブラストのことをよく知っていますし、ジョッキーに全て任せていました。課題のスタートはまずまず出ましたし、そこから積極的にポジションを取りに行ってくれていたのを見て、あとは折り合いが付いて運べればと思いました。長く良い脚を使えるタイプですし、早めに抜け出して接戦になれば凌いでくれるはずだと考えていて、最後レイデオロが迫ってきた時にはドキッとしましたが、考えていた通りに凌いでくれて良かったですね。背腰を中心に弱さがあったのが、段々しっかりとしてきていて、そろそろ完成しつつあるのかなと思っていますが、この馬の期待度からすると今回がゴールではないと思っていますし、来年も楽しみにしています。今後のことについては、レース後の状態をよく見させていただいてから、ゆっくり考えていきたいと思います」
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